2003/03/12

 

実際の完成車両

塗装の後、半年たった車両です。

 

この車の全塗装の見積り

全塗装 98000円 塗料制作費 2000円

赤系塗装×1.2

合計 120000円 

この金額で、元色グレーが目の覚めるような赤になります。

ただし、磨きが入っていません。

濃色の磨きを加える場合、+19600円になります。

 

ただし、部品をあまり外さないため

色を塗れない場所も出てきます。

ドアの内側です。

開けるとすぐに分かり、色の境目がくっきり出ます。

ドア側の同様です。

しかし、こちらは余り目立たないです。

ドア内側 フロント部分です。

こちらはマスキングが不可能な部分で、

色の境目が曖昧で、ミストが飛んでいます。

ほとんど目立たない部分ですが、綺麗ではないです。

ステップ部分です。

ここはマスキングが可能なので、色の境目がはっきりしています。

ボンネットを開けた所です。

マスキングが可能なため、色の境目ははっきりしています。

外側からは全く見えない部分ですが、ボンネットを開けると

元色がまるわかりになってしまいます。

どうしても色のとどかない部分に、ミラーがあります。

写真では分かりにくいですが、車の中から見ると

色が透けている部分があります。

これは、どうしても色が届かず、塗れない部分になります。

外から見れば見えない部分です。

きっちりと仕上げたい場合、ミラーを外すことになります。

 

本来なら、バックドアの部分も色が入りませんが

この車はバックドアだけ開けて塗っています。

開けて塗れば、バックドアを開けたときに

元色が出ることはありません。

ただし、マスキングに非常に手間がかかるため

別料金になってしまいます。(約10000円ほど)

(黄色くなっているのはフラッシュのせいです)

閉めたままなら、一切色が入らない

バックドアの裏側です。

ドアノブの裏側も色が入りません。

ノブの回りの黒いゴムモールはマスキングをしてあります。

車種によってはマスキングが不可能な場合があります。

その場合はゴムごと塗ってしまいます。

 

 


基本作業例2 できるだけ安く

車両はランエボです。

もとラリー車なのでスポンサーステッカーや2色の塗りわけがあります。

目的ができるだけ安く全塗装をしたいとのことでしたので、補修はなし

塗りわけ部分も最小限の補修でとどめ、色は白

クリアも磨きもナシとしました。

このリヤウイングも取り付けたまま塗装します。

当然裏側はほとんど塗れませんが、別に塗装する分の

費用を浮かすことができます。今回はほぼ同色ですしね。

 

基本作業以外の追加作業は、取り付けのおかしい各種エアロパーツの再取り付けと

ステッカーはがし、青部分の補修です。

全体を足つけします。この作業はどのような作業でも

変えることはありません。いくら安くても下地に手を抜くと取り返しが

つかなくなってしまいますので。

 

そして完成

使用した色は関西ペイントのPG80 ホワイト です。

クリアは使用していません。

 

クリアを使っていませんが、この色はクリアを使わなくても

ちゃんとつやが出ますので、パッと見ではクリアの有る無しの違いは

わからないと思います。

ただ・・・

ルーフ部分。

写真ではわかりませんが、半分からつやがありません。

これはルーフのような部分は左右から塗っていく必要があり

なおかつ他の部分の関係でいっぺんに塗れません。

今回の場合ですと

ボンネット 左側フェンダー ルーフ ドア クォーター トランク 右側クォーター ルーフ ドア フェンダー

というような順番になり、ルーフ左側を塗り終えてから右側を塗装するまで

時間がかかります。

このために先に塗った部分の塗料が乾いてしまい、ミストがのってしまうために起こります。

クリアを塗った場合は乾燥が遅いために、こうした問題がおきにくくなっています

(なじみやすさ・・と言ったりします)

磨けばとれますが、磨くぐらいならクリアを塗ったほうがいいです。

 

リヤウイングも下からのぞかなければ違和感はないと思います。

 

ここまでの作業で109000円になりました。


基本作業例3 いろんなことをやってみる

ベンツAクラスです。

千葉県からの依頼で車両の引き取りだけ当社で行いました。

せっかくだからということで、ほとんどできること全部やってみました。

 

エアロパーツをリヤバンパーとサイドステップを取り付けします。

仮合わせとそれぞれのパーツをプラサフ修正、車両とは別に塗装します。

 

リヤバンパー借りあわせ終了

しかし問題が。

マフラーが引っ込みすぎています。

そんなわけで伸ばします。

ステンレスのパイプを拾ってきてマフラーーを延長します。

MIGで取り付け

きれいに削ったので、延長したこともほとんどわからなくなってると思います。

 

アウターハンドルですが、もともと無塗装の部品に塗装がしてありました。

しかし剥がれかかっていたために補修。白に塗装しました。

そしてさらにアルミ蒸着メッキに出します(外注です)

仕上がり。

細かいラインなどはゆるくなってしまう場合がありますが、かなりきれいになります。

 

さらにインパネをはずしていきます。

ナビとETCも取り外したので、とんでもない量の配線と格闘しました。

 

リヤのトリムからもパーツをはずして、オーカーウッドにクイックアートをします。

クリアも2回分としてます。

 

ボディー側も、各所のえくぼを補修して、ミラーなども別塗装です。

ベンツ純正のブラックメタリックに塗装して、磨いて完成です。

 

当然中も塗装しています。ドア4枚とバックドアも塗装しました。

 

そしてクイックアート

施工もですが、奪着にかなり時間がかかりました。

 

以上、かなりたくさんの作業+千葉までの陸送費まで含め

ちょうど50万円とさせていただきました。

 

 

 

 

 

 

簡全塗装

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