2007/05/17

値段が書いてあるものもありますが、部品代や送料 追加作業などが含まれている
場合があります。同じような作業をしたとしても同じ金額にはなりませんのでご注意ください。


うちはレストアショップではないはずですが、こんなローレルです。

補修内容は錆補修です。

こんなことばかりやっているので、後ろのヨタが全く進みません。

 

で、この車ですが・・・

リヤタイヤ後ろ 左

リヤタイヤ後ろ みぎ

リヤタイヤ前 右

フロントタイヤ後ろ 右

フロントタイヤ後ろ 左

リヤタイヤ前 左

 

・・・と、いうように

下回りはかなりまずいことになっており、すでに補修がしてある場所が

錆びて朽ちています。

リヤタイヤ後ろはかなりまずい状態で

こんな塊が取れたりします。

 

問題の補修内容ですが、普通に直すならフルレストア以外にありません。

ですが、残念ながらそこまでの予算がないのが世の常

すでにやってある前回の補修だって、同じように悩んだのでしょう。

今回も部分補修になりますが、問題はその補修方法。

部分補修ではフランジ形状の溶接や、裏側に手の入らない部分の

溶接は極力避けるべきでしょう。下手に溶接するとさらに

錆を加速させてしまいます。

リベットでステン板を貼り付けなんて全くダメ。

そんなわけで、今回は防錆材とFRPによる補修にしました。

 

患部アップ

ダメな部分は潔く切り取り、できるだけ防錆剤を塗布

それが乾かないうちに増粘した樹脂でガラスクロスを貼り付けていきます。

こちら側も。

溶接をしてない+防錆材が奥まで塗れるので、溶接より長持ちするはずです。

しかし、所詮は部分補修なので、今回直した部分以外から錆が出てきてしまう

可能性がかなりあります。

その他の部分はそれほどひどくなかったので、簡単な補修で終了。

塗装も費用を抑えるために、腰下のみの塗装にしました

 

完成

FRPを貼った部分のアップ

反対側

当然パテも使っているので、かなり厚くなってはいますが

ぱっと見は補修したことがわからないぐらいになってはいます。

ただ、コレがどれだけ持つかは誰にもわかりません・・・

 

今回の補修は、あくまでも一時的な応急処置と考えてもらえればと思います。

ただ、同じような状態の車が結構多いわけで、そういった車で

フルレストアレベルの費用がかけられる車はごくわずかだと思いますので

難しいところだと思います。

なんにせよ、中途半端な作業はお勧めしません。

できるだけ費用を抑えた内容にするか、できることはすべてやるか。

そのどちらかではないかと思います。

 

 

 

職人軽補修

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